見附市議会 > 2020-03-19 >
03月19日-委員長報告、質疑、討論、採決-05号

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  1. 見附市議会 2020-03-19
    03月19日-委員長報告、質疑、討論、採決-05号


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    最終取得日: 2021-04-27
    令和 2年 第1回(3月)定例会令和2年第1回(3月)見附市議会定例会会議録(第5号)〇議事日程 第5号令和2年3月19日(木曜日) 午前10時開議諸般の報告                                        第 1 議第 1号 令和2年度見附一般会計予算                         議第 2号 令和2年度見附国民健康保険事業特別会計予算                 議第 3号 令和2年度見附後期高齢者医療特別会計予算                  議第 4号 令和2年度見附介護保険事業特別会計予算                   議第 5号 令和2年度見附宅地造成事業特別会計予算                   議第 6号 令和2年度見附ガス事業清算特別会計予算                   議第 7号 令和2年度見附水道事業会計予算                       議第 8号 令和2年度見附下水道事業会計予算                      議第 9号 令和2年度見附病院事業会計予算                       議第10号 見附市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について             議第11号 見附市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制          定について                                  議第12号 会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定につい          て                                      議第13号 子ども子育て支援法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定につい          て                                      議第14号 見附市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一          部を改正する条例の制定について                        議第15号 見附市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について             議第16号 見附市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について               議第17号 見附市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定          について                                   議第18号 令和元年度見附一般会計補正予算(第6号)                  議第19号 令和元年度見附国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)          議第20号 令和元年度見附介護保険事業特別会計補正予算(第4号)            議第21号 令和元年度見附病院事業会計補正予算(第2号)                議第22号 長岡市との間における定住自立圏形成に関する協定の一部変更について       議第23号 見附市道路線の廃止及び認定について                      議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定          について                               第 2 議第25号 監査委員の選任について                        第 3 発議第1号 見附市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について        第 4 議員の派遣について                                                                            〇本日の会議に付した事件 議事日程と同じ                                            〇出席議員(15人)   1番   馬  場  哲  二        2番   徳  永  英  明   3番   浅  野  千  紘        4番   石  田  敏  明   5番   樺  澤  直  純        6番   渡  辺  美  絵   7番   佐  野  統  康        8番   佐  野     勇   9番   五 十 嵐     勝       10番   重  信  元  子  11番   渋  谷  芳  則       12番   大  坪  正  幸  14番   関     三  郎       15番   髙  橋  健  一  17番   佐 々 木  志 津 子                                                                   〇欠席議員(なし)                                            〇説明のため出席した者       市     長    久   住   時   男       副  市  長    清   水   幸   雄       会 計 管理者兼    森   澤   祐   子       会 計 課 長       企 画 調整課長    金   井   薫   平       まちづくり課長    吉   原   雅   之       総 務 課 長    佐   藤   貴   夫       市 民 生活課長    土   田   浩   司       税 務 課 長    星       正   樹       地 域 経済課長    曽   我       元       農林創生課長兼    池   山   一   郎       農 業 委 員 会        事 務 局 長       建 設 課 長    高   山   明   彦       健 康 福祉課長    田   伏       真       病 院 事 務 長    大   橋   耕   一       ガ ス 上下水道    細   川   與 司 勝       局     長       消  防  長    小   川   浩   之       教 育 委 員 会    長 谷 川   浩   司       教  育  長       教 育 委 員 会    森   澤   亜   土       事  務  局       教 育 総務課長       教 育 委 員 会    糀   谷   正   夫       事  務  局       学校教育課長       教 育 委 員 会    大   野       務       事  務  局       こ ど も 課 長       監 査 委 員    田   伏       智       事 務 局 長                                            〇事務局職員出席者       事 務 局 長    池   山   久   栄       次     長    真   島   綾   子       議 事 係 長    松   原       司               午前10時00分  開 議 ○佐々木志津子議長 これより本日の会議を開きます。  現在の出席議員15人全員であります。 △諸般の報告 ○佐々木志津子議長 最初に、諸般の報告をします。  本定例会において付託した議案について、常任委員会及び予算特別委員会の各委員長から審査報告書が提出されています。  次に、追加議案として市長から第25号議案議会運営委員会委員長から条例の一部改正案が提出されておりますので、後ほどご審議をお願いします。  以上をもって諸般の報告を終わります。 △日程第1 議第 1号 令和2年度見附一般会計予算                    議第 2号 令和2年度見附国民健康保険事業特別会計予算            議第 3号 令和2年度見附後期高齢者医療特別会計予算             議第 4号 令和2年度見附介護保険事業特別会計予算              議第 5号 令和2年度見附宅地造成事業特別会計予算              議第 6号 令和2年度見附ガス事業清算特別会計予算              議第 7号 令和2年度見附水道事業会計予算                  議第 8号 令和2年度見附下水道事業会計予算                 議第 9号 令和2年度見附病院事業会計予算                  議第10号 見附市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について        議第11号 見附市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正           する条例の制定について                       議第12号 会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例           の制定について                           議第13号 子ども子育て支援法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例           の制定について                           議第14号 見附市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定           める条例の一部を改正する条例の制定について             議第15号 見附市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について        議第16号 見附市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について          議第17号 見附市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正す           る条例の制定について                        議第18号 令和元年度見附一般会計補正予算(第6号)             議第19号 令和元年度見附国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)     議第20号 令和元年度見附介護保険事業特別会計補正予算(第4号)       議第21号 令和元年度見附病院事業会計補正予算(第2号)           議第22号 長岡市との間における定住自立圏形成に関する協定の一部変更に           ついて                               議第23号 見附市道路線の廃止及び認定について                 議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正す           る条例の制定について ○佐々木志津子議長 日程第1、第1号議案から第24号議案までの24件を一括して議題とします。  各委員会における付託議案の審査の結果について、委員長の報告を求めます。  まず、総務文教委員会佐野勇委員長。               〔佐野 勇総務文教委員長登壇〕 ◎佐野勇総務文教委員長 おはようございます。ただいま議題となっております議案のうち、総務文教委員会に付託されました議案の審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。  本委員会は、去る3月11日午前10時から委員会室において開会し、説明のために市当局関係者の出席を求め、委員8人全員出席の下で審査に当たりました。  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に慎重審査の結果、まず議第10号 見附市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、議第11号 見附市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第12号 会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、議第13号 子ども子育て支援法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議第14号 見附市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第15号 見附市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議第18号 令和元年度見附一般会計補正予算(第6号)中、本委員会関係部分、議第22号 長岡市との間における定住自立圏形成に関する協定の一部変更について、以上8件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本件については賛否両論があり、起立採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上をもって委員長報告を終わります。 ○佐々木志津子議長 次に、産業厚生委員会及び予算特別委員会五十嵐委員長。               〔五十嵐 勝産業厚生委員長登壇〕 ◎五十嵐勝産業厚生委員長 ただいま議題となっております議案のうち、産業厚生委員会に付託されました議案の審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。  本委員会は、去る3月12日午前10時から委員会室において開会し、説明のために市当局関係者の出席を求め、委員9人全員出席の下で審査に当たりました。  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に慎重審査の結果、議第16号 見附市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、議第17号 見附市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第18号 令和元年度見附一般会計補正予算(第6号)中、本委員会関係部分、議第19号 令和元年度見附国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議第20号 令和元年度見附介護保険事業特別会計補正予算(第4号)、議第21号 令和元年度見附病院事業会計補正予算(第2号)、議第23号 見附市道路線の廃止及び認定について、以上7件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上をもって委員長報告を終わります。  続きまして、予算特別委員会の報告をいたします。ただいま議題となっております予算特別委員会に付託されました議案の審査につきまして、その経過及び結果をご報告申し上げます。  本委員会は、去る3月3日本会議終了後、議場において開会し、正副委員長の互選を行いました。その後、3月13日、16日、17日の3日間にわたり委員会室において、説明のために市当局関係者の出席を求め、審査を行いました。  各議案とも本会議及び委員会における説明等を参考に慎重審査の結果、まず議第1号 令和2年度見附一般会計予算、議第9号 令和2年度見附病院事業会計予算、以上2件については賛否両論があり、起立採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第2号 令和2年度見附国民健康保険事業特別会計予算、議第3号 令和2年度見附後期高齢者医療特別会計予算、議第4号 令和2年度見附介護保険事業特別会計予算、議第5号 令和2年度見附宅地造成事業特別会計予算、議第6号 令和2年度見附ガス事業清算特別会計予算、議第7号 令和2年度見附水道事業会計予算、議第8号 令和2年度見附下水道事業会計予算、以上7件についてはいずれも妥当なるものと認め、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上をもって委員長報告を終わります。 ○佐々木志津子議長 ただいまの委員長報告に対して質疑はありませんか。               〔発言する者なし〕 ○佐々木志津子議長 これにて質疑を終結します。  これより討論に入ります。  初めに、第1号議案について討論はありませんか。  渋谷議員。               〔渋谷芳則議員登壇〕 ◆渋谷芳則議員 ただいま議題となっております議第1号 令和2年度見附一般会計予算について、私は見政会として、反対の立場で討論いたします。  私たち見政会の姿勢は、平成28年6月議会の補正予算での反対以来一貫しており、反対討論の趣旨は議員各位も既にご存じだと存じますが、念のため申し上げます。  このたびの一般会計予算の中で、2款総務費、1項総務管理費、9目交通対策費に見附市地域公共交通活性化協議会負担金として8,132万3,000円が計上されております。本事業は、令和2年2月25日に開催された見附市地域公共交通活性化協議会において令和2年度事業で承認されたものであります。8,132万3,000円にはコミュニティバス運行費6,087万9,000円をはじめコミュニティバス車庫運営費924万6,000円、コミュニティバス位置情報システムデマンド型乗合タクシー運行費レンタル事業費、モビリティーマネジメントなどの事業費が含まれております。コミュニティバス車庫運営費924万6,000円の内訳は、運行管理費人件費793万8,000円、光熱費130万8,000円であります。そのほかにも市の一般会計から水道事業会計へ借地料として90万円が計上されております。今年1月下旬、見附市内全域に見政会だよりを配布いたしましたが、記事の中でも市民の皆様にたちの考えをお伝えしました。私たちは、平成28年6月議会以来、行政と民間企業の果たすべき役割と本来あるべき適正な姿、原理原則を繰り返して主張してきました。バス会社が見附市に車庫と営業所をつくることは時間や経費の節約につながることから、見政会としては賛成してまいりました。市が税金を投じて営業所と車庫を用意したことから、バス会社から車庫、営業所、駐車場に対する適正な資料を頂くべきであると主張してまいりました。運行管理費人件費水道光熱費は、バス会社が負担するべきであり、コミュニティバス事業に必要な運行経費への適正な補助と負担を明確に区別すべきであるものであります。要するに自治体の財政規律だけではなく、民間企業の経営や会計でも市民の皆様のご家庭の家計簿においても守らなければならないルールを守りましょうということであります。なぜこのような当たり前のこと、見附市の子どもたちにも分かることが良識がおありの各議員各位にはなぜご理解いただけないのか、全くもって不思議であります。久住市長は、どうせ見政会が反対しても、議会が通るから現状のままでいいとのお考えなのかもしれませんが、いつものことながら理解に苦しむところであります。久住市長の立派な頭の中は一体どうなっているのか、私たち凡人には理解できないのかもしれません。  以上で議第1号 令和2年度見附一般会計予算について、反対の立場での討論とさせていただきます。  最後になりますが、新型ウイルスへの影響は社会的、経済的に深刻な影響を及ぼしております。見附市内においても、もしかすると今日にも感染される方が現れるかもしれません。この先いつ収束するか分からない現状において、市民や民間の事業者に対して様々な対策や支援策が打ち出されております。議員各位も行政も危機感を持って、市民の皆様とともに目の前の大きな脅威に立ち向かっていきたいと思います。  以上です。 ○佐々木志津子議長 樺澤議員。               〔樺澤直純議員登壇〕 ◆樺澤直純議員 ただいま議題となっております議第1号 令和2年度見附一般会計予算について、原案に賛成の立場で討論させていただきます。  執行部より提案されております本予算案について、令和2年度一般会計予算は222億2,000万円で、前年度と比較して43億9,000万円、24.6%の増となりましたが、例年とは異なりガス事業譲渡による45億7,000万円が一般会計へ繰入れが含まれており、この繰入れを除く実質的な一般会計予算額は176億5,000万円であり、前年度比1億8,000万円、1%の減となります。  新年度の当初予算のテーマは、「SDGs未来都市みつけの発進」とし、地域包括ケア体制をより充実するための施策、見附型地域産業の農林業、商工業への育成支援就業支援、企業の人材確保育成支援等への施策、災害に強く対応能力向上のため、災害時の深刻な問題に対処し、いざというときの火災や災害に備え、市民一人一人の生命を守り、安全、安心につながる防災への施策、そして市民と行政との協働のまちづくりとしてSDGsパートナー制度やソーシャルキャピタルの高いまちづくりとして、市内全域地域コミュニティ組織への支援を行い、地域課題の解決から地域住民絆づくり、移住、定住へつなげる移住体験ツアー補助事業UIJターン移住支援等、また子育てするなら見附として、保護者のもろもろの事情により児童の養育が一時的に困難となった場合、一時的に子どもを預かる短期入所生活援助ショートステイ事業、入院、退院とも高校卒業相当まで拡充する子ども医療費助成事業子ども感染症予防事業等にも幅広く配慮され、当市のまちづくりの根幹としているスマートウェルネスみつけをより進化させる具体的施策を進める予算がバランスよく配分されていると考えています。  また、人が育ち人が交流するまちづくりとして、駅周辺の交通渋滞の解消、交通拠点整備を進めるための見附駅周辺整備事業ともに、より一層の利便性を高めるためのコミュニティバス関連について議論となっております2款総務費、1項総務管理費、9目交通対策費地域交通体系事業について、見附市の地域公共交通の再生、活性化を図るものであり、高齢者及び運転のできない世代にとっての移動手段を確保するために必要な事業であり、これまで右肩上がり利用者数が増加しており、平成30年度は18万2,155人、今年度は18万5,000人を超える見込みとのことで、昨年10月から現在は7台体制で運行し、通勤通学等での列車時刻等にも合わせるための早朝の始発便、午後9時以降の深夜便の充実を図り、着実に市民の足として定着してきております。公共交通空白地域を運行するデマンド型乗合タクシーも既に利用者が3,500人を超え、過去最高となる見込みであるなど、まさに公共交通が充実してきたことで市民に広く浸透してきていることがうかがえます。これら公共交通利用者が増えた背景には、運行本数の増加が考えられ、特にコミュニティバス運行本数の増加については、運転士不足の状況の中、バス車庫を市内に整備したことが大きな要因となって運行本数を増便することが可能になったとお聞きしております。このバス車庫については、越後交通にとっては栃尾に既存の事業所があり、近くに上見附車庫もある中、車庫機能を分断することで大きな負担が発生するにもかかわらず、越後交通を説得して車庫の移転が実現したものです。説得して移転した経緯を踏まえれば、経費を市が負担するのは当然なことと考えます。現在負担金として支払うバス車庫の運営に係る金額の内訳としては、人件費光熱水費等維持費のみであり、越後交通の収益増に結びつくものではありません。仮に移転を行わなかった場合は、栃尾と見附間の回送費相当で年間800万円を超える金額が見込まれたとのことであります。回送のために走る時間を利用者を乗せて走る時間に回すことで運行本数を増加させ、回送費をずっと負担し続けるデメリットより、実際にはより大きなメリットが市民にももたらされ、間違いなく利便性の向上につながり、利用者が増加している状況からも確認でき、有効に予算を活用しているものと理解しているところであります。  現在の少子高齢化人口減少化が加速する中で、見附市が進める持続可能なまちづくりのテーマ「SDGs未来都市みつけの発進」として、今までの取組もなお一層と進化させ、発展されるものと確信いたします。  以上の観点から、議第1号 令和2年度見附一般会計予算は見附市の目指すまちづくりに必要不可欠な予算編成とし適正であると認め、賛成討論といたします。議員各位のご賛同をお願いいたします。 ○佐々木志津子議長 髙橋議員。               〔髙橋健一議員登壇〕 ◆髙橋健一議員 ただいま議題となっております議第1号 令和2年度見附一般会計予算に共産党議員団を代表し、賛成の立場で討論します。  昨年の平成31年度一般会計予算において、それまで見附版大企業優遇政策と指摘してきた産業団地進出企業に対する用地取得助成費がなくなったことを受け、地元中小商工業者に対する手厚い助成を、とりわけ商店版リフォーム助成制度の創設を、また県内の多くの自治体が子ども医療費助成、全ての子どもを高校卒業までにしている中、見附市は3子以上の世帯は高校卒業まで、3子未満の世帯は中学卒業までにとどまっている。ぜひ拡充をすべきです。就学援助費、国が拡充したことを受け、見附市でも積極的な対応をと強く要望し、賛成いたしたところであります。  令和2年度見附一般会計予算、4款1項4目母子衛生費において、こども課が実施したアンケート調査で、子育て世代への経済支援と高校卒業までの医療費助成の要望があり、高校卒業までを対象にする県内市町村が多数になっていることから、子育て世代の要望に応える子ども医療費助成の拡充予算が組まれましたことは評価します。  また、7款1項2目商工振興費、設備投資応援等補助金は、今までは設備等の投資を行うものに限定的でしたが、店舗等を改装する中小企業者に対しても補助金交付するとされました。かなり厳しい条件もありますが、要望していた商店版リフォームに道を開くものにさらに発展させていただきたいと思います。  さらに地域交通、交通弱者の足を守る上で、コミュニティバス、乗合デマンドタクシー、コミュニティワゴン等の有効活用を行政、民間交通事業者、市民が連携し推し進め、行政の財政的支援も含め地域の公共交通充実、改善を図っていかれることを強く要望します。  しかし一方、災害時に深刻なトイレ不足に対応するため、トイレトレーラー導入関連予算、2,242万8,000円が計上されています。トイレ不足解消というなら、災害時避難所となる学校をはじめ公共施設のトイレの改善、充実、避難場所となる各地域の公園のトイレの改善、充実こそが急がれるべきであります。あまりにもパフォーマンス的予算執行と指摘せざるを得ません。  市民の安心、安全、豊かさにつながる予算執行をと望み、令和2年度見附一般会計予算に賛成の立場での討論といたします。 ○佐々木志津子議長 これにて討論を終結します。  これより第1号議案を起立により採決します。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○佐々木志津子議長 起立多数であります。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、第2号議案から第8号議案までの7件について討論はありませんか。               〔発言する者なし〕 ○佐々木志津子議長 これにて討論を終結します。  これより第2号議案から第8号議案までの7件を一括して採決します。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、第9号議案について討論はありませんか。  石田議員。               〔石田敏明議員登壇〕
    ◆石田敏明議員 まずもって、3月17日に行われた特別委員会の私の反対討論において、見附市立病院に対して、一市民の声としながらも不適切な表現があったことを心よりおわび申し上げます。議壇上という高座ではありますが、関係各位の皆様、本当に申し訳ございませんでした。これに伴い、議長、委員長並びに先輩議員の皆様から無会派の石田に対してご指導、ご鞭撻誠にありがとうございました。  議第9号 令和2年度見附市病院事業会計の原案について反対討論いたします。  さて、昨年の討論を確認すれば、新地域包括ケア病棟建設は赤字運営を改善と言いながらも、確かな数字、根拠が皆無の発言である。今この本予算を止めてはならない、さらに遅らせてはいけない、進めていかなければならない、私はそういうふうに考えますというような思考停止とも見える発言は断じてしてはならない。決められたらこれ、反対は許さないと言って突っ走らなくても、もっと柔軟性を持ってフレキシブルに市政は展開できます。本予算を止めろというような極端なゼロサム議論、白か黒かという二者択一は建設的な意見や議論を否定します。  これを受けて、地方自治体の議員は必要あるのか、いなくてもいいのではないかという論文があるので紹介します。年2回、最低2回の解散で、二元代表制たる議論をするような場面も見られず、予算はそのまま、修正もされずに原案どおり9割以上が可決される現状を見て、こんな地方自治体の議員は必要あるのか。必要はないと結論づけています。つまり何でもかんでも反対で、建設的な意見を言わない地方議会議員は論外ではありますが、執行部の思いどおり、意のままに予算を通すような地方議会議員は要らないということです。この意見には、やはり耳を傾けるべきであり、否定しようもありません。当市に限らず、原案どおりに可決することをよし、改悪は悪とする同調圧力が強い風潮は我が国の地方議会に蔓延しているのでしょう。当市議会においてそんな議員はいないと希望しますが、思考停止になっては断じていけません。端的に言えば原案どおり可決しなくても修正すればいい、それだけの話です。一般会計のボリュームではなく、非常に分かりやすいコンパクトな病院事業会計の新病棟建設を削除すればいいだけの話です。  また、石田の悪癖により、本定例会で長い長い一般質問により、再質問の機会を失いました。またしても若干長くなるかもしれませんが、反対討論の核心を言います。それに先立ち、財源や不確実な相手交渉を超越した、僣越ながら首長視点で話すことをお許しください。一律にこだわる必要はみじんも感じない。例えばJA厚生連や社会福祉法人の済生会のような当県以外でも全国的に運営している団体になぜお願いできないのか。そのような医療団体に管理委託や連携あるいは傘下に入れば、今抱えている諸問題、例えば慢性的な医師や各種医療機関スタッフなどの不足が改善されるのではないか。本来ならば最終的にはここまで言及したかった。  2017年4月に第1回コンパクトシティ大賞の最高賞、国土交通大臣賞をもらえたのは、市街化調整区域で暮らす市民を犠牲の上での受賞である。コンパクトシティ大賞における享受を担保できるのは市街化調整区域で暮らす市民。社会的弱者や少数者、マイノリティーを排除してはならない。現在刈谷田川左岸地区、いわゆる南中学校エリア、名木野小、田井小、上北谷小、見附第二小学校区で暮らす市民は、同僚議員にお尋ねしたところ、長い間、戦後75年無医地区ということでした。見附市民病院をJA厚生連に何らかの形でお任せできたと仮定します。旧栃尾市にある長岡中央綜合病院が運営する栃尾郷クリニックのような存在にはならないのでしょうか。市民病院を長岡中央綜合病院に運営をお任せし、その発展形として無医地区である刈谷田川左岸地区の中心になるような場所に在宅ケア、訪問診療となるような診療所を設置できないものか。その診療所ができた暁には、診療所に行ける交通機関、バスやタクシーがあれば全見附市に対してコンパクトシティ大賞をようやく喜べる環境となるのではないかと考えます。市民の民意はみじんも感じられない新病棟建設、見附市民の信頼を失っている見附市立病院に未来はあるのでしょうか。投資は、費用対効果を考えなければなりません。しかしながら、夢、思いを将来、未来ある子どもたちの投資のために、いや、それ以前に今現在の我々でも当てはまるのではないのでしょうか。市民の意見を丁寧に聞き、市民の市民による市民のための市民病院及び医療体制におけるプランニングロードマップの確立が急務と考えます。  私の描くロードマップはこうです。皆様、想像してください。ここが肝です。明るく笑顔で暮らせる健康のまちをコンセプトにして、現在用途未定である市立病院をそれこそ包括的に新病棟建設と併せて笑顔で交流できる場所にできないか。それには市民病院となる民意と協力が絶対的に不可欠です。現病棟の活用方法として、リハビリ、設備施設、病児病後保育施設、認知症予防対策の体操教室の拡充など、定期的に行われる医師、医療関係者との交流、医療に関する啓蒙、普及できるスペース、交流場所の提供、その効果として院内の案内や患者のサポートなどを行うボランティア制度など市民の公助意識の高さに貢献、児童生徒との交流でドクターなどへの敬意、感謝の念の創出、果ては将来ドクターを志すモチベーションになるやもしれません。新病棟建設と現病棟を包括的に考慮すれば、市民全体の気持ちが見附市民病院を私たちのみんなの病院であるという認識づけができると考えます。その上で、運営は市立にこだわらず、その発展形として南中学校学区地域に診療所を建設する。その診療所へ定期的に行けるバスなどの交通機関を運用する。さらにその診療所は、在宅ケア、訪問診療に重きを置いてもらい、午前は診療所で診察、午後は往診へ行ってもらうとなれば、安心、安全な持続可能な見附市民病院のみならず、見附市全体の医療体制の安心、安全に寄与できるのではないかと考えます。どうでしょうか、皆さん。これ以外でほかのプランニングがあるでしょうか。  市民の悲願であった見附市立病院の創設時の思いは、夜間休日診療、急性期患者の受入れのための市立病院と認識しております。賛成討論者のご意見は、確かに法的な根拠と病床数など現状のエビデンスを申し上げていましたが、それはあくまでも市立病院存続のための利用づけのレトリックです。修士論文中なら分かると思いますが、課題には仮説を立て、エビデンスに基づき証明しなければなりません。さきの仮設の数字から、マネジメントによる持続可能を担保できる数字の証明すらできておりません。これには賢明なる市議会議員の皆様ならお分かりになるはずです。かつ市民が市立病院に対して熱望した、夜間休日診療や急性期患者を受けれないというジレンマに何ひとつとして応えていません。恐らく書いている本人が一番痛切に感じたのではないですか。地域包括ケア病棟を増やし、急性期を減らすのであれば、市民を無視した市立病院を存在するためだけの意見となります。誰がための病院なのかと言わざるを得ません。  また長くなりまして、大変恐縮でございます。最後に結びます。無理なレトリックを積み重ねた新病棟建設が市民のためになるのでしょうか、それとも私のほうが数字的なエビデンスが弱いとは考えられますが、さきに言及した希望が持て、未来が見える見附市全体の医療体制ロードマップを示した提案内容、その内容を子どもたちや市民の皆様に、石田の言っていることは間違いだ、絵空事だと説明できますか。私が提起した建設的な提案となる夢や希望を否定する議員各位はいないと不肖石田は信じております。簡単なことです。予算案の新病棟建設費を削除し、項目を変え、かつ減額して新見附市医療体制検討委員会設置を予算案に修正すればよいだけの話です。  本日の新潟日報記事を見て、驚きと同時に私に風が吹いたと感じました。県議会において、戦後初の予算修正だということです。私が言及した予算案修正は暴言ではなく、現実的だということがお分かりでしょう。投稿欄窓にも議会人というのはこうあるべきだと私の主張と似たような投書もありましたね。いかんせん私は無会派で、新潟県政与党自民党ではありません。だから、皆さん、ご理解を賜りますように切にお願いいたします。  よって、議第9号 令和2年度見附病院事業会計予算の原案について反対いたします。未来は青少年、子どもたちのためにあります。決して我々世代ではありません。  以上です。 ○佐々木志津子議長 浅野議員。               〔浅野千紘議員登壇〕 ◆浅野千紘議員 ただいま議題となっております議第9号 令和2年度見附病院事業会計予算につきまして、賛成の立場で討論いたします。  令和2年度見附病院事業会計予算額、収入は26億1,400万円、支出は26億5,400万円、新病棟建設事業は約12億8,900万円です。全国の自治体病院事業の数は年々減少し、平成29年度で630事業でありますが、それらを全て合わせた収支はマイナス855億円、私が確認した限り平成25年度から収支は一貫してマイナスです。全国的にそのような厳しい状況の中、平成30年度に新潟県では医療法第30条の4に基づく医療提供体制の確保を図るための計画及び高齢者の医療の確保に関する法律第9条に基づく医療費適正化を推進するための計画を含む第7次新潟県地域保健医療計画が策定されました。その計画中に、保健医療圏が設定されており、見附市は2次保健医療圏において中越医療圏に属しています。保健医療圏内の基準病床数や救急の受入れ態勢等は中越地域医療構想調整会議で議論を進めています。よって、見附市立病院は中越医療圏の中で必要性のある病院であり、見附市民と保健医療圏内全ての人たちのための病院でなければなりません。その目的を果たすため、見附市立病院では、見附市立病院を取り巻く現状と課題の中で、今やるべきこととして、以下の目標に沿い、行う計画を考えています。  ①、地域包括ケアベッドを増床し、患者の満足度、病床利用率を上げること。そのために地域包括ケア病棟を持つこと。  ②、将来、在宅医療支援病院にしたいということ。通常の通院、救急外来、病院入院機能はもちろん維持しながらです。  ③、訪問診療、訪問介護、訪問リハビリテーション、訪問服薬指導等、地域実情に合わせた市民のための市立病院として見附市としてできることを実現できる病院です。今後も増加する高齢者のためにも、入院設備のある公立病院として市民の健康と命を守る市立病院は見附市民として欠かせません。国の方針は、基本的に病床の削減であり、地域医療構想で中越医療圏においても病床が過剰であるとされています。ただし、回復期病床は不足とされていて、中越医療圏においても見附市立病院の回復期病床の増加は最後のチャンスとも言えます。近隣の他市の病床数と比較して、見附市の見附市立病院は94床と医療の過疎地であり、国の意向に沿った回復期の病床を備える市立病院の地域包括ケア病棟の建設は市民の多くも期待しているところであります。  さらに見附市立病院は、経営改善のために平成19年度には公立病院改革ガイドラインが通知されたことにより公立病院改革プランを、平成21年度と平成29年度には見附市病院経営改善改革を策定し経営改善に取り組んでおります。この経営改善計画の中には、地域包括ケア病床の拡充も含まれています。赤字解消の努力はあらゆる観点から継続的に行う努力も必要と考え、院内処方から院外処方への転換もその一端です。慢性的な医師不足や医療スタッフ不足も大きな課題でありますが、市民一人一人も自分の問題と捉え、医師や医療スタッフへの感謝や働きやすい環境づくりへの配慮も考えるべきです。病院事業を持続可能なものにするためにも、入院や医療が必要になった市民の方の安心のためにも、病院事業会計は必要なものであると考えます。  以上、令和2年度見附市立病院事業会計予算につきまして、賛成の立場で討論させていただきます。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○佐々木志津子議長 これにて討論を終結します。  これより第9号議案を起立により採決します。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○佐々木志津子議長 起立多数であります。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、第10号議案から第23号議案までの14件について討論はありませんか。               〔発言する者なし〕 ○佐々木志津子議長 これにて討論を終結します。  これより第10号議案から第23号議案までの14件を一括して採決します。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、第24号議案について討論はありませんか。  関議員。               〔関 三郎議員登壇〕 ◆関三郎議員 見政会の関三郎です。ただいま議題となっております議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、私は反対の立場で討論いたします。  本条例の改正は、昨年12月議会で交通費の二重取りが明らかになったのは公益社団法人日本河川協会13件、一般財団法人河川情報センター3件の計16件、支給された交通費の合計32万7,160円でした。さらに3月議会直前の2月27日に開かれた議員協議会で明らかになったのが、一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議が主催した健康・省エネシンポジウムin奈良で支給された交通費6万8,060円、合わせて17件、39万5,220円であります。久住市長は、返還すべきだったのにもかかわらず戻入れをしなかったことに対する市長へのペナルティーとして給料の2か月分、2割を減額するというものであります。  改めて、久住市長の交通費二重取りについて、確認の意味で簡潔にご説明申し上げますが、久住市長の旅費、交通費の調査については、あまりにも久住市長の年間の県外への出張が多いことから、昨年の6月4日に平成25年度から平成30年度までの6年間分の関係資料を市へ請求いたしました。7月29日に関係書類891枚を受け取り、8月から資料の調査を開始いたしました。12月議会で取り上げ、16件の二重受給が判明し、その後調査を続けたことにより、日本河川協会からの交通費について新しい事実関係が明らかになりました。今議会で私たち見政会が調査の結果を一般質問で市長と市に対してただしました。市長の自筆の署名のある13枚の領収書には、ただし書に理事交通費と記入されております。現金を入れる封筒には、宛名の下に交通費と書かれております。加えて日本河川協会の職員は、市長に対して交通費ですと説明して、お金の入った封筒を手渡していた事実が明らかになりました。一方で、久住市長が代表理事を務められるNPO法人川に学ぶ体験活動協議会は、昨年9月の全国大会以外は交通費を支給していないとして、本年1月中旬に私たちの文書照会の調査に対しても、見附市に回答したとおりであり、見附市に問い合わせてくれという全く誠意のないものでありました。さらに調査を続けた結果、昨日の渋谷議員の、昨日といいますか、これは3月5日になりますか。渋谷議員の一般質問で指摘したとおり、平成28年9月3日、4日、大阪の寝屋川市で開催された第16回川に学ぶ体験活動全国大会in琵琶湖・淀川流域圏において、久住市長の個人口座に交通費が振り込まれたという事実が明らかになりました。市調査報告によれば、交通費が支給されていたのか確認が必要だった件数は169件であり、そのうち交通費が支給されているのが1件。それが先ほど申しました一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議が主催した健康・省エネシンポジウムin奈良で支給された交通費6万8,060円であります。市から提出していただいた調査結果の資料は、健康・省エネ住宅を推進する国民会議に関する18件だけでしたが、私たち見政会の調査では、平成28年2月17日東京で行われた健康・省エネ住宅推進トップランナーシンポジウムが調査から漏れておりました。市が調査が必要だとした169件のうち、18件については私たちも確認しましたが、151件の確認はまだできておりません。市長によれば交通費が支給されてこなかったとするRAC川に学ぶ体験活動協議会についても再調査の必要を感じております。  以上のとおり、現時点ではまだ交通費二重取りの調査が終了していないと判断いたします。久住市長の給料の2割減給、2か月分という処分が重いのか、軽いのか、それとも適正なのかの判断は調査が終了した時点で多くの市民の皆様のご意見をお聞きした上で、議会としてしっかり判断すべきものと考えます。市民の皆様の中には、見政会はいつまで市長の交通費二重取り問題を取り上げるつもりなのかというご批判も一部にはあるようですが、圧倒的多数の市民の皆様から中途半端で終わらせずに時間をかけてでもきちんと調査すべきだとのご意見を多く頂戴しております。  さて、市においての最高決議機関である市議会を構成する執行部及び議員の皆様がそろっておられるところで一言申し上げたいことがあります。小学校の道徳教育の再現として聞いていただきたい。市も論語についてかなり教育委員会も力を入れておりますので、論語衛霊公より、子いわく「過ちて改めず、これを過ちという」、要約しますと、私たちは誰でも間違います。よく聞いてください。それは悪いことではないのです。私たちは不完全な存在です。そして、絶えず間違える。間違えることによって自分に何が足りないのかが分かるのです。だが、過ちがあっても、それに気づかぬふりをする人がいます。その人間が大切にしているのは、かわいそうに、小さな自分の自我なのです。それを守るために彼は間違いに気づかぬふりをするのです。真の過ちとはそのことです。もう1度言います。過ちは私たちを真理に連れていくパートナーなのです。どうか過ちに気づいてください。そして、気づいたら自分を真理に向けて直してください。また、ここ1日、2日、マスコミ報道で国が森友問題でうそにうそを塗り替えているらしいということが絶え間なく報道されております。見政会は、これから腰を据えて調査を続けてまいります。真実は一つです。  以上、申し上げましたように議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場での討論といたします。議員各位の良識ある賢明なご判断をお願い申し上げます。  以上です。 ○佐々木志津子議長 佐野統康議員。               〔佐野統康議員登壇〕 ◆佐野統康議員 ただいま議題となっております議第24号について、原案賛成の立場で討論いたします。  昨年12月、市長は誤認により約32万円の出張旅費の二重受け取りが判明後、直ちに戻入れをし、謝罪をされました。その後、本年2月の議員協議会で再調査の結果、1件見つかり、戻入れとともに再発防止策として専用口座の開設という具体的改善策を示しております。今回、市民に心配と迷惑をかけたことをおわびしたいという思いを形にすべく、既に返還済みにもかかわらず、不適切受給相当額分の給与減額を自ら申し出されました。新年度を迎えるこのタイミングにて、きちんとけじめをつけたいという市長の考えは理解できるところであります。3月11日の総務文教委員会での渡辺議員からの質問もありましたが、この件について幕引きを図るということではなく、12月及び今回の調査の結果、明らかになった交通費の戻入れの誤りに対するけじめとして責任を取るものであり、仮に今後新たな事案があれば、改めて責任の処し方を考えるとの市長の答弁もされております。反対討論されている関議員の調査が不十分ではないかということですが、RACについても市が相手方に再度確認、市長が口座を確認した結果、振り込みがなかったことが明らかになっており、調査方法に関する認識誤りや根拠があやふやな情報をもって調査が不十分と指摘し反対討論の理由として挙げていることに対して、いかがなものかというふうに考えます。  したがいまして、議第24号において、賛成をするところであります。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 ○佐々木志津子議長 渋谷議員。               〔渋谷芳則議員登壇〕 ◆渋谷芳則議員 見政会の渋谷芳則です。ただいま議題となっております議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、私は大反対の立場で討論いたします。  昨年12月議会において、市長による交通費の二重取りが発覚しました。内容は、公益法人日本河川協会が13件、一般財団法人河川情報センター3件の計16件、金額にして32万7,160円について、市から交通費を受け取りながら、相手から支給されていた交通費を市に戻さず着服したというものであります。さらに、本年の2月27日に開催された議員協議会において、一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議が主催した健康・省エネシンポジウムin奈良においても6万8,060円の交通費が二重に支給されている事実が判明し、合わせて17件の二重着服金は39万5,220円であることが判明いたしました。久住市長は、一連の不祥事に対して、着服した交通費を市に戻し入れた上で、自身に責任を課すとして給料の20%、2か月を減給するとしています。  少し遡りますが、平成30年9月議会において、同僚議員が市長の交通費について一般質問を行った際、市長が答弁された交通費、出張費、講演料などのお金に関する意識感覚と金銭感覚は我々の常識としてはとても理解しがたく、違和感を持つに至り、そこで平成25年から平成30年の6年分の出張に関する資料約900枚の提出を求め、昨年8月に調査を開始したわけであります。調査の結果、数多い県外出張の交通費の支給があり、精査にはかなりの時間を要しました。その中で、交通費が相手方から市の会計に直接戻されているケースはあるものの、市長に直接支払われていると思われる交通費についての戻されたものは確認できませんでした。しかし、2月27日の議員協議会において、平成29年12月22日、23日における一般社団法人健康・省エネシンポジウムin奈良の交通費プラス謝金が直接市長の個人口座に支払われていることが市から相手方へ照会したことで判明し、戻されたことは皆さんもご承知のとおりです。しかし、原因は事務方がミスし、自分に交通費であることを伝えなかったため、交通費とは知らなかったとして事務方に責任を転嫁しております。事実は全く異なります。市長は、それが交通費として知った上で、個人口座への振り込みを指示したものであろうことは相手方の担当者の証言により明らかです。市長は、相手方から支払いありとの調査回答が出たことで、着服の発覚を恐れ、いち早く事務方の責めにした上で戻入れ処理を行ったものと考えます。私が昨年11月6日、日本河川協会の本部を訪問した際、応対した常任理事兼事務局長は慎重に、かつ丁寧に対応していただき、一切の照会は証拠保全のため文書でお願いしたいとの申出により、後日改めて文書照会したものの、その際一般論として前置きした上で、理事には交通費として支払われておるのですかと私は質問いたしました。常任理事は、支給していますよと明確な回答であったことから、交通費着服の確信を私は得たのであります。市は、11月中旬、日本河川協会からの問合せがあり、交通費であることが分かったとしていますが、見政会の調査がなければ日本河川協会からの問合せはなく、着服の事実は永久に闇に葬られたことでしょう。  さて、ここで動かしがたい3つの事実関係について申し上げます。1つに、調査の結果から、12月議会で初めて交通費の二重取り、いわゆる着服を指摘し、市長はそれを謝金と誤認していたなどとおよそ首長とは思えぬ言い訳にいささか驚いた次第です。しかしながら、その後の追跡調査で明らかになった自筆のただし書の交通費領収書13枚、そしてそれを入れる封筒の表にも、毎回領収書と記載され、さらに日本河川協会の職員は市長に渡す際、交通費ですよと念を押すように言ってから現金入りの封筒を手渡したとの証言がなされています。  2つ目として、私が調査した久住市長が代表を務めるNPO法人川に学ぶ体験協議会、通称RACにおいても、昨年11月6日、RACの事務局を訪問し、交通費の支給している事実については事務局長、事務局次長と面談し、交通費支給の事実を確認していることです。そのときの会話は、一般質問の際に添付した反訳資料のとおりであります。  3つ目として、今議会において、私の3月10日の一般質問の際に、平成28年9月3日、4日、大阪の寝屋川で行った第16回RAC全国大会in琵琶湖・淀川流域圏の開催で当時担当した運営委員会会計責任者に連絡が取れ、交通費は全ての理事に支払いしておりますよと、支払いは各理事の口座へ振り込みしておりますとの回答を得ていることです。  市長は、1つ目の日本河川協会の交通費の受領は認めたものの、2つ目、3つ目のRACの関係については一切認めようとせず、例外的に認めたのはRAC全国大会in北海道滝川市での交通費6万4,200円のみであります。しかしながら、この交通費は主催者から直接市へ支払われたものであり、公表せざるを得なかったものであったと思われます。今までの調査で分かったこと、それは市長の権力や権限が及ばないところから受領した交通費は謝金や誤認などと言い逃れでごまかし、権力の及ぶところは最大限の防衛線を張り、断固否定するということです。現に市長の絶大な権限が及ぶRAC事務局本部及び第16回RAC全国大会琵琶湖・淀川流域圏の運営委員会の支払い担当者に対し、私が確認調査を行った直後にその相手の発言内容が翻っていることです。証言を翻したRAC関係者は、いずれも代表理事である久住市長の絶対権限が及ぶところであり、本当に市長が潔白であれば、関係者へ連絡して証言を翻すよう指示していることも必要ないはずであります。どうしてもそのままの証言は自分にとって致命傷になる、そういう防衛したことにほかなりませんか。このように意図的な立証妨害や証明妨害するなどの姑息なやり方は、明らかに証拠隠滅を図っているとしか思えず、怒りを禁じ得ません。このような妨害行動は、市長自身の行った一連の非道な行動を肯定していることに気がつかれないのでしょうか。現に関係者からは、交通費を市長の個人口座に振り込んだとの証言もある中で、健康・省エネシンポジウムin奈良6万8,060円は市長の個人口座に振り込ませたことは事実です。事ほどさように一連の調査から、我々は市長の個人口座に各関係団体よりかなりの振り込み、または現金が支給されている可能性があると見ています。それゆえに市長が真にRACを含め他からの交通費の受け取りが絶対ないと言われるのであれば、自ら疑念を晴らす上でも、第1に市長の口座へは関係する団体などから交通費などの入金がなされていないことを自ら立証する必要があるのではないでしょうか。その挙証責任は市長自身にあります。それを拒否されるのであれば、自ら入金の事実を認めることになります。議会や後援会、マスコミなどに何と言い訳や言い逃れをしようが、これほど物的証拠や状況証拠がある中で、市長、あなた以外の市民の多くの常識人は市長の言動を肯定するでしょうか。ここにいる執行部の皆さんと議員の皆さん、あなたならどのように思いますか。会社のお金などを着服する人は、何度着服してもばれなかったために、今度もばれないだろうと考えていることがあるようです。しかし、実際にはたび重なると罪悪感が麻痺し、おごり、慢心、そういったことで額も多くなり、いつかは着服が発覚します。  市の調査によって提出された18件について、信頼に欠けるような精度の低いものであります。さらに、市が要調査とした残る151点の資料が届いていないため、確認ができておりません。それに基づく調査と、さらなるRACの再調査も必要性が増しております。市長は、RACからの交通費の受け取りは一切ないし、RACを内部監査、調査したが、支払い事実はないとしています。これは当たり前のことです。なぜか。市長が代表理事としての最高権力者が代表法人の社内監査からは違法な事実が出てくるわけがありません。しかし、事実は市長のみしか知らないわけではありません。関係者や関係資料は多くあります。今後の調査が進み、一つ一つの事実を重ねていく中で、市長の主張する全てが虚言であることが明らかになっていくでしょう。今後の市長への問責については、未提出の出張関係資料の再調査、市長個人への関係団体からの入金の有無、住民監査請求、行政訴訟、民事訴訟、住民運動、しかるべき団体への監査請求等々、まだまだやるべきことが多く残されています。そのような中で、市長が調査が終了した。市民に謝罪した。一つの区切りとしての身の処し方として給料の2割減、2か月という処分を発表されたとはいえ、今年度であたかも幕切れを図りたいとの意図は明白です。申し上げているとおり、市長の処分は必然ですが、まだまだ調査が必要であり、市長が自ら科した処分も相当性が曖昧であるだけでなく、市民の皆様からもしっかりと事実を明らかにしてほしいとの意見が多く寄せられております。  したがいまして、議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定については、時期尚早として反対の立場を討論いたします。議員各位の理解と良識ある賢明な判断をお願い申し上げます。 ○佐々木志津子議長 馬場議員。               〔馬場哲二議員登壇〕 ◆馬場哲二議員 ただいま議題となっております議第24号の見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、共産党議員団を代表し賛成の立場で討論をいたします。  第1に、久住市長が会議、講演会等に参加した際に支給された交通費が主催者と見附市から二重に受給していたことが明らかになり、市長はその誤りを認め謝罪しました。12月議会に見政会提出の久住市長の公費の節約、厳正な対応を求める決議には賛成できかねる部分があり、共産党議員団は反対しました。しかし、市長の認識、姿勢を正すことは必要であると考え、決議の提出すべきと手続を進めましたが、会期の日程も詰まっている中、対応も難しい等の外部からの声もあり、提出を断念し、12月17日、議会の終わった後、久住市長に公費使用に対する厳正な対応を求める申入れを手渡し、懇談を行いました。要請を行いました。現時点で交通費の二重支給の事実は明らかになっており、市長もその事実を認め返納し、議会、市民に対し謝罪をしており、市民の批判に応えるためにも市長の報酬の20%、2か月の減額はこの時点の条例案として提出することが必要だと考えています。  第2に、今後の対応についてでありますが、見政会ではまだ全体が明らかになっていない下での条例案の提出は時期尚早だと言われています。私たちは、処分が必要、ふさわしい新たな事実が出た場合は、市長から改めて条例の提出をしてもらう。市長が提出されない場合は、議会が条例を提出するという対応をすべきだと考えています。  現時点での対応、今後の対応について明らかにし、議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についての条例に賛成する立場を明らかにして、討論といたします。議員各位の皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。 ○佐々木志津子議長 石田議員。               〔石田敏明議員登壇〕 ◆石田敏明議員 議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論を行います。  私のさきの一般質問を再読いたします。さきの12月定例会で、交通費二重取りについて大坪議員から一般質問がありました。これと相前後するように、メディア関係、市議会に対して、市長から不注意だった、反省していると不適切な受給を認め、全額を返還する意向を示す謝罪がありました。市の条例では、市長の出張は市が経費を支出し、相手先から交通費などの支給があった場合は市に戻すことになっていると金井課長から説明がありました。しかしながら、事務方の金井課長が謝罪や弁明する姿に違和感を覚えたのは私だけでしょうか。市長の財産管理まで市の職員の業務なのでしょうか。私は、問題の本質が違うように考えられます。交通費二重受け取りについて、錯誤があっただけの該当する交通費を返還し、市民に対する信用、信頼を失墜させた公用車入札のように謝罪して幕引きなのでしょうか。事務方の職員に対してミスがないように適切に処理する指示が妥当なのでしょうか。二元代表制たる市議会議員の視点に立てば、子どもたちのみならず、市長に負託した市民の皆様に対してミスリードしているようにしか見えません。  この一般質問した根拠は、一般市民の声です。無会派の石田は、儒教思想の長幼の序を当然ながら理解しています。それを踏まえて、市長に対して失礼な言い回しがあるやもしれませんが、市長、ご勘弁ください。反省なら猿でもできる。謝って済めば警察は要らない。これは、昨年12月時点で謝罪は至極当然のことで、事務方に責任転嫁に見える姿、かつ錯誤に対する自分に課する処分は皆無。謝罪して幕引きしようとする姿を見ての良識ある市民の声です。また、言い返すことができない教育関係者に、スクールアカウンタビリティーという説明責任を要求する姿勢にもかかわらず、うっかりしていたという失望すら覚える説明に私も含め市民も納得できませんでした。  教育関係でいえば、市民の民度を高めようと会津若松市では市内全児童に対してあいづっこ宣言を提唱しております。会津の伝統的な規範意識を踏まえて、会津に育つ全ての子どもたちがこのような子どもに育ってほしいという思いを示したものです。一部紹介します。3、虚言を言うことはなりませぬ。4、ひきょうな振る舞いをしてはなりませぬ。5、弱い者をいじめてはなりませぬ。やってはならぬ。やらねばならぬ。ならぬことはならぬのです。  さて、さきの委員会と本日の委員会での賛成討論に私は違和感を覚えます。賛成討論者は、時系列を間違えている。この2月の時点で、減給処分の発表はつじつまが合わない。政治的、道義的に責任を負うのであれば、先ほども申し上げたとおり、昨年12月です。皆さん、勘違いしています。本来ならば昨年12月の時点で期限を決めて調査を完了し、しかるべきに自らの処分を公表しますと謝罪を含めてこのように発表すれば納得がいきました。この3月の定例会での条例案の提案では、決して今の時期ではないと断言できます。  また、さきの私の一般質問に戻ります。今回提出された第24号議案の給与の20%を2か月の減給の根拠と自ら処した処分の重さの妥当性をお聞かせくださいと質問しました。議事録がないので、不確かなことをお許しください。総務課長より、他市の事例を確認したところ、特別職でこれに該当する事例はない。よって、これに似たような一般職に該当する事例を見て、市役所内部で総合的に判断した。やれやれ、困りました。さらに私は、法的に懲戒処分は任命権者でしかできないと述べました。ならば、市長の任命権者は市民です。市民の視点で納得できる根拠と処分の重さの妥当性をご回答頂きたかった。だから私は、事例として自分の責任でもないにもかかわらず、自ら減給処分した花角知事や新潟県警警察官の自ら依願退職した矜持あふれる処分などを示しました。それにしてもこの案件に対して的確な言葉が見つかりません。みみっちい。けちくさい。つまりがメディアから舛添前東京都知事に対して言った、かつ自分でも認めているせこいという言葉に統一いたします。  さて、特別職で似たような事例はないと総務課長から答弁がありましたが、広く検討すればこの舛添前都知事が該当すると言えなくもないような気がいたします。それにしても、我々市会議員と同じ特別職である市長と同列に言われることに対して何か釈然としません。何かといえば、決定的に違うのは我々には退職手当が出ません。事務方にお聞きしました。1期から3期は、おおよそ各1,512万円、4期目は1,543万円、トータル約6,000万円です。ちなみに、5期目、この2月まで既に480万円との計算です。月額歳費は80万3,000円。見附市民2018年の平均所得256万円、年収500万円以下を示す中低所得者層が5割を超えています。市民の視点に立てば、市長は高額所得者です。  ちなみに、さきに賛成された馬場議員、がっかりしました。正直失望しました。レッドパージにも耐え抜いた日本共産党設立時の矜持はどこに行ったのですか。イデオロギーには共感できませんが、決してぶれない日本共産党、労働者、低所得者など、弱者救済を訴える日本共産党の矜持はあるのですか。桜を見る会疑惑を最初に追及した日本共産党副委員長、田村智子参議院議員が所属する同じ政党名を堂々と言えるのですか。自ら処分した自分の根拠と重さの妥当性の明瞭を欠き、さらにまだあるのではないかと不信感が取り巻く高額所得者の市長を追及しないのですか。この賛成する姿勢は、見附市民で構成する日本共産党員の総意なのですか。そうではないと私は信じたいです。  さらに、私も不勉強で知りませんでしたが、さきの大坪議員の市長交際費発言の中で、特定議員の市政報告会参加費として1,500円と2,000円を使用している。これを聞いて、驚きと同時に見附市の顔である久住市長に果たして市長の資質があるのか疑問を持ちました。私は、市長が特定議員の報告会に出るのは政治的に構わないと考えます。しかしながら、市長交際費150万円予算は血税です。それを桜を見る会疑惑にも通じるような使い方、税金を使用した選挙活動のようにも見えなくもありません。それにしても合算3,500円の参加費をなぜ自分のポケットマネーから出せないのでしょうか。受領済みの退職金約6,000万円、月額80万円の歳費をもらっている久住市長、長幼の序とはいえ、失礼ながらあまりにせこいです。無会派ながら言うときは言わせてもらいます。  さらに、市民の視点からも言わせていただきます。市長以前に人として身銭を切らない器の小ささ、合法的かもしれませんが、交通費を政治活動で使用する公金意識のなさに関して、久住市長、市民の負託を得た市長の誇り、矜持とは一体何なのでしょうか。私の感覚から言えば、今久住市長の置かれている現状で、誇りある見附市民の前で市外の一般国民に対しても、私は見附市長でありますとは口が裂けても言えません。これまでの市長を取り巻く状況を鑑みれば、見附市民から共感と相互の信頼が構築されていないと言わざるを得ません。本来は市民から信頼され、信頼の連鎖で市政は発展していくと考えられます。現在そのような状況ではないと断言します。  当然ながら議第24号案は、断じて是にあらず。市民に対して自ら処した処分の根拠と重さの妥当性の明瞭を欠き、さらにまだあるのではないかと疑念ある調査結果、併せて事務方に責任転嫁し、これで幕引きにしようと推察できるこの第24号案に対して反対いたします。  以上です。 ○佐々木志津子議長 大坪議員。               〔大坪正幸議員登壇〕 ◆大坪正幸議員 見政会の大坪正幸です。ただいま議題となっております議第24号 見附市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、私は反対の立場で討論いたします。  漢数字の三に動物の猿と書いて三猿、あるいはさんえんと読むそうですが、見ざる聞かざる言わざるの3匹の猿のことであります。英語に翻訳すると、スリーワイズモンキーズ、賢い3匹の猿という意味なのだそうです。江戸時代に左甚五郎が作ったとされる日光東照宮に飾られた彫刻、両手でそれぞれ、目、耳、口を隠している3匹の猿は有名です。レリーフを御覧になったことがある方も多いと思います。日光東照宮によりますと、見ざる聞かざる言わざるは2つの意味が込められているそうです。1つには、子どもの頃は悪いことを見たり、聞いたり、話したりしないで素直に真っすぐ成長しなさいという意味であり、2つ目は大人の処世術として、余計なことは見たり聞いたり他人に話したりしないほうがいいという意味なのだそうです。昨年からの交通費の二重受給、二重取り、これを調べていくうちに、この3匹の猿のことが思い浮かぶようになりました。13枚ものの領収書の交通費と書かれたただし書を見ても、13回も交通費と書かれた封筒を受け取っていても、交通費の文字は見なかったそうです。相手が交通費ですと言って渡されて、13回手渡されているのに聞こえなかったそうです。交通費が相手から支給されると分かっていたのに、市の職員に言わないで市から交通費を二重に受け取ってきた。子どもたちにはまねをしてほしくない。悪い意味での見ざる聞かざる言わざるであります。そして、交通費だと分かっていたから、源泉徴収票がなかったとの理由で確定申告の雑所得には計上されなかった。交通費の二重取りが議会で明らかになると、18年間も連れ添った、連れ添ったという言い方は適切ではないならば、18年間も市長を支えてくれた事務方が悪い、不注意だったと責任転嫁をする。あたかも担当職員の確認、連絡などに問題があった、仕組みに問題があったとして、市長ご自身の責任を他者にすり替えておられます。一言で申し上げるなら、男らしくない。見附市の職員、いわゆる事務方の方ですが、もしかすると市長に相手方から交通費が現金で支給されていることを知っていたのかもしれません。相手方から市長個人の銀行口座に交通費が振り込まれることが分かっていて、振り込み後も市長から市に戻入れがなされていないことを知りながら、見ざる聞かざる言わざるだったのかもしれません。担当者に非があったかもしれませんが、もしそうであったとしても、リーダーとしてなぜかばってやらないのか。自分は悪くない、事務方が悪いというロジックは、自己保身にしか見えません。繰り返しになりますが、まだ交通費二重受給の調査は終わっておりません。人のうわさも75日、12月10日の市長の謝罪からちょうど100日が経過いたしました。市の調査報告の中で、私たちの検証が終わっていない交通費がまだ151件あります。先日の3月5日の本会議での渋谷議員の質疑を思い出していただきたい。渋谷議員が次のように問いただしました。今後、責任問題がさらに大きくなった場合、この条例についてもう1度見直すとか処分を変更するとか条例の改正を行うことがあるのでしょうか。それに対して久住市長は、ないというふうに私は思っていますと答弁されました。市長の答弁の真意はどこにあるのか。責任問題が大きくなることは何もないという意味なのか、それとも何かあっても見直しや処分の変更、条例改正はしないという意味なのでしょうか。今後はこれ以上見直すつもりはない、これで幕を引くのだというのが市長の答弁の真意だと受け止めました。そうであるならば、賛成議員がおっしゃるようにここで一区切りではないのです。私たち議会の調査が終了してから、久住市長にはきちんとけじめをつけていただくというのが今回のような問題、不祥事が二度と起こさない、将来に生かすために必要なことなのではないでしょうか。議員各位におかれましては、しっかりと目を見開いて、きちんと耳を傾けて、本当はおかしいと思っているのであれば、圧力に負けずに堂々と議会の場で発言し、意思を表明していただきたい。そうでないと、いつまでたっても何も変わりません。議会の活性化など、口先だけの形式だけのお題目に終わります。  以上で議第24号の反対討論といたしますが、議員各位の勇気のあるご判断をお願い申し上げます。  以上です。 ○佐々木志津子議長 これにて討論を終結します。  これより第24号議案を起立により採決します。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○佐々木志津子議長 起立多数であります。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第2 議第25号 監査委員の選任について ○佐々木志津子議長 日程第2、第25号議案を議題とします。  ここで、地方自治法第117条の規定によって、渡辺議員の退席を求めます。               〔渡辺美絵議員退席〕 ○佐々木志津子議長 提案理由の説明を求めます。  久住市長。               〔久住時男市長登壇〕 ◎久住時男市長 議第25号 監査委員の選任についてご説明申し上げます。  令和2年2月25日付で辞任されました議会選出の久住裕一監査委員の後任といたしまして、渡辺美絵議員を選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。ご同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○佐々木志津子議長 お諮りいたします。  ただいま議題となっております第25号議案 監査委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。  したがって、第25号議案 監査委員の選任については、これに同意することに決定しました。  渡辺議員の出席を求めます。               〔渡辺美絵議員出席〕 △日程第3 発議第1号 見附市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について ○佐々木志津子議長 日程第3、発議第1号を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  議会運営委員会、髙橋委員長。               〔髙橋健一議会運営委員長登壇〕 ◎髙橋健一議会運営委員長 ただいま議題となっております発議第1号 見附市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。  改正の理由でありますが、見附市事務分掌条例の一部改正に伴い、ガス上下水道局を上下水道局に改めることによるものです。  条文を説明いたします。第2条第2項第2号カ中ガス上下水道局を上下水道局に改めるものです。  附則におきまして、この条例は令和2年4月1日から施行するものです。 ○佐々木志津子議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔発言する者なし〕 ○佐々木志津子議長 これにて質疑を終結します。  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第1号については、委員会提出議案でありますので、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託は行わないこととします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。               〔発言する者なし〕 ○佐々木志津子議長 これにて討論を終結します。  これより発議第1号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第4 議員の派遣について ○佐々木志津子議長 日程第4、議員の派遣についてを議題とします。  お諮りいたします。会議規則第166条の規定により、お手元に配布してあります資料のとおりそれぞれ議員を派遣したいと思いますが、これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。  したがって、お手元に配布のとおり議員を派遣することに決定しました。  なお、ただいま決定しました議員の派遣についての実施時期などは議長一任とすることにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。  したがって、実施時期などについては議長一任とすることに決定しました。 ○佐々木志津子議長 以上で本日の日程は全部終了しました。  これにて令和2年第1回見附市議会定例会を閉会します。               午前11時47分  閉 会...